週刊AI検索関連ニュース・第2号・10/5〜10/11の動き 

週刊AI検索関連ニュース|ChatGPT が GPT-6 に。社名の検索にも AI 要約が出始めた

先週の AI 検索まわりの動きから、マーケティング・広報・採用の方に関係のあるものを6本選びました。最後の1本は当社の発表です。

  1. 01検索エンジンChatGPT の標準モデルが GPT-6 に。Web検索を伴う回答の開始が速くなった
  2. 02計測社名で検索しても AI 要約が先に出る。大手100社のうち63社(Ahrefs 調べ)
  3. 03計測美容クリニックの質問、ChatGPT も Gemini も出典の1位はクリニック公式サイト
  4. 04市場Anthropic、独立を装ったサイトで AI の答えの情報源を操作する行為を利用規約で禁止
  5. 05採用Z世代の求職者、70.9%が生成AIを利用。企業情報の調べ先の1位は公式サイト
  6. 06採用就活生のAI活用実態調査を公開。生成AIで就活した学生の52.0%が、AIの回答で「見送り・辞退した企業がある」
01検索エンジン

ChatGPT の標準モデルが GPT-6 に。Web検索を伴う回答の開始が速くなった

OpenAI 様が ChatGPT の標準モデルを GPT-6 に切り替えました。有料プランは10月7日(現地)、無料プランと Go プランは翌日からです。Web検索が必要な質問では、回答を始めるまでの時間が GPT-5.6 より平均44%短くなったとしています(即時モード同士の比較)。あわせて、質問に応じて回答にグラフ・ボタン・計算ツールを含める「Intelligent UI」が加わりました。Web検索を使った回答の出典は、これまでどおり Sources ボタンから見られます。グラフや表の形で答えたときに出典がどう表示されるかは、発表では触れられていません。

Search Engine Journal(新しいタブで開きます)(2026年10月7日)/PC Watch(新しいタブで開きます)(2026年10月9日)

ひとこと

答えの形が文章から表やボタンに変わると、あなたの会社の名前がどこに、どう出るかも変わります。GPT-6 になった ChatGPT に自社の業界の質問を投げて、自社の名前がどこに出て、どのサイトが出典になっているかを一度見ておくと、次に直す場所を決めやすくなります。

当社の計測から

当社の週次計測は、毎週同じ質問を同じ回数投げています。モデルの切り替え前後で、ChatGPT が出典に挙げるサイトが変わったかも重要な観点と整理しており、もし変わっていたら次号で共有します。

02計測

社名で検索しても AI 要約が先に出る。大手100社のうち63社(Ahrefs 調べ)

Ahrefs 様が、世界の大手ブランド100社の社名を米国の Google で検索したときに AI Overview(AI による要約)が出るかを追いました。AI 要約が出たのは、7月1日は98社中5社、9月30日は100社中63社でした。9月30日の63社のうち48社では、AI 要約が検索結果の最上部に出ていました。9月16日〜29日に確認した57件の AI 要約のうち、Wikipedia を引用した要約は41件(71.9%)、YouTube は22件(38.6%)、LinkedIn は13件(22.8%)です。クリックへの影響は測られていません。日本の Google での数字はありません。

Search Engine Journal(新しいタブで開きます)(2026年10月9日・Ahrefs の公表は10月2日)

ひとこと

社名を知っている人が検索しても、自社サイトより先に Wikipedia や YouTube を材料にした要約が出る、という話です。広報・採用の方は、Wikipedia の自社に関する記述と、社名の検索で出てくる YouTube・LinkedIn のページを一度確かめてみてください。

03計測

美容クリニックの質問、ChatGPT も Gemini も出典の1位はクリニック公式サイト

バクリ様と Dr.AISEO 様は10月2日、美容医療の質問403問を ChatGPT と Gemini にそれぞれ3回ずつ投げました。得られた2,418件の回答について、出典を分類しています。ChatGPT はクリニック公式が68%、公的機関・学会が21%、比較メディアが2%。Gemini はクリニック公式が75%、比較メディアが11%でした。

PR TIMES(バクリ株式会社)(新しいタブで開きます)(2026年10月9日)

ひとこと

医療は、公的機関や学会の情報が答えの材料に入る業種です。この調査でも、ChatGPT の出典の21%が公的機関・学会でした。

当社の計測から

当社が9月25日に公開したカフェの計測(4つの AI・960回答・出典5,064件)では、ChatGPT が引いた出典の97.4%が企業の公式サイト、Gemini は14.0%でした。ChatGPT が公式サイトを多く引く点は美容クリニックと同じです。Gemini は、美容クリニックの75%と当社のカフェの14.0%で大きく違いました。当社は、ブランド自身のサイトが自分のブランドについて書いたページだけを公式サイトと数えているので、数え方も業種も違います。数え方を揃えたときに差が縮むかどうかは、この比較からは分かりません。Gemini が公式サイトをどれだけ引くかは、業種ごとに測る必要があります。

04市場

Anthropic、独立を装ったサイトで AI の答えの情報源を操作する行為を利用規約で禁止

Anthropic 様は10月8日、出所・書き手・独立性を偽った内容を使って、検索エンジンや AI が答えの根拠にする情報源を操作する行為を、利用規約の禁止事項に加えました。改定した規約は11月12日に施行されます。例として、互いに独立した情報源に見せかけた複数のサイトで同じ主張を裏付ける行為を挙げています。同社の9月の脅威レポートでは、独立した地方ニュースを装った約70のサイトが、少なくとも8,913本の記事を約20言語で出していたとしています。

Search Engine Journal(新しいタブで開きます)(2026年10月9日)

ひとこと

当社はこのニュースを、Web 上のコンテンツを調整すれば AI の答えに影響を与えうる、ということを Anthropic 様が公式に認めた形だと読んでいます。禁止されたのは出所や独立性を偽るやり方で、自社の名前で出す発信は対象ではありません。AI検索対策を外注するときは、記事をどこに載せ、運営者と書き手をどう表示するのかを確認してください。

05採用

Z世代の求職者、70.9%が生成AIを利用。企業情報の調べ先の1位は公式サイト

JITSUGYO 様が、18〜26歳で求職活動の経験がある481人に聞いた調査です(2026年9月4日〜5日・新卒と転職の区別なし)。生成AIを使った人は70.9%。用途は履歴書・エントリーシートの作成や添削が26.4%、自己分析が23.9%、面接対策が21.4%でした。企業の情報を調べる先は、企業の公式サイト(調査の選択肢では「公式ホームページ」)が42.2%で最多です。

PR TIMES(JITSUGYO)(新しいタブで開きます)(2026年10月11日)

ひとこと

AI を使う人でも、会社のことは公式サイトで確かめています。AI の答えで名前を知った人の受け皿が公式サイトなので、採用ページに何が書いてあるかが、AI 経由の認知を応募につなげる鍵になります。

当社の計測から

当社の調査(6本目)とは、対象も聞き方も違います。それでも近い数字が2つあります。生成AIを使った人の割合は、JITSUGYO 様が70.9%、当社のスクリーニングでは2027年卒 80.9%・2028年卒 67.1% でした。会社のことを確かめる先の1位は、JITSUGYO 様が企業の公式サイト 42.2%、当社が企業の公式サイト・採用サイト 45.4%(AI の回答の誤りに気づいたときの確認先)です。別の会社が別の対象に聞いて同じ桁になった数字なので、社内で採用ページの見直しを説明するときに、2つ並べて根拠に使えます。

06採用

就活生のAI活用実態調査を公開。生成AIで就活した学生の52.0%が、AIの回答で「見送り・辞退した企業がある」

当社(PromptCensus)が10月9日に公開した調査です。対象は、就職活動で生成AIを使ったことがある大学生・大学院生(2027年3月卒・2028年3月卒)454人で、以下の割合はこの454人の値です(就活生全体の値ではありません)。72.0%が条件を伝えて AI に企業名を挙げてもらい、52.0%が AI の回答をきっかけに応募を見送った・選考を辞退した企業があると答えています。AI の回答に事実と違う記述があると気づいた人は61.7%で、多かったのは社名・グループ会社の取り違え(20.9%)、売上・従業員数などの数字(20.5%)、事業内容(17.4%)でした。AI の回答に誤りがあると気づいたときの確認先を聞くと、「確認しない」と答えた人が13.0%いました。

PR TIMES(株式会社X-Ops)(新しいタブで開きます)(2026年10月9日)/集計表と採用ファネル別の読み方(新しいタブで開きます)

ひとこと

5本目の調査では、企業情報の調べ先の1位が公式サイトでした。当社の調査では、AI の回答が会社を知るきっかけにも、応募を見送るきっかけにもなっています。AI があなたの会社の社名や数字をどう答えているかは、採用サイトを直す前に一度見ておきたいところです。

編集: 末野晃太郎(株式会社X-Ops 代表取締役)

PromptCensus は、ChatGPT・Gemini・Perplexity の答えに会社の名前が出る割合を毎週数えています。言葉の定義は用語集に、無料ミニ計測はこちらにあります。

この記事は note にも掲載しています。

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  • プロモーションコードの入力漏れや、私用携帯などの個人アドレスでのご登録、ブース訪問予約をせずに当日訪問された場合など、いずれかの条件を満たさない場合は進呈されませんのでご注意ください。

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